【ホロスコープ】ミケランジェロ 魚座 目に見えない理想の追求 1

彫刻家、画家、建築家としてイタリア ルネサンス期に活躍したミケランジェロ Michelangelo Buonarrotiは、西洋美術史上最も有名な一人です。

イタリア ルネサンス期のレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラフェアエロと並んで、三大巨匠の一人と言われています。

『ピエタ』(サン・ピエトロ大聖堂)や『ダヴィデ像』(アカデミア美術館)等の彫刻のみならず画家、建築家としても非常に高く評価されています。システィーナ礼拝堂の礼拝堂天井画や『アダムの創造』も人間業とは思えません。

ミケランジェロは存命中から「神から愛された男 (Il Divino )」と呼ばれることもあったようですが、これはまさに魚座の世界だと思います。

1475年3月6日-1564年2月18日(88歳)
フィレンツェ共和国(現在のイタリア)

ASCは射手座、太陽と月は魚座です。


【半球偏り】
・北東(ホロスコープの左下)への天体の偏り

Noel Tyl氏の解釈では、東半球の偏りは自己防衛、北半球への偏りは幼少期の未解決の問題の可能性を示唆します。

ミケランジェロの場合、南半球にある土星、天王星、海王星、冥王星すべてが逆行しているため、この4天体がさらに北半球/東半球への偏りを強調しています。

ミケランジェロは社交的とは程遠く、陰気で孤独を好む性格だったと言われます。性格は幼少期に形成された思考パターンと密接に関係しているため、両親や環境からの影響が大きいでしょう。
母親に関係するノード軸、父親に関係する太陽等については後日詳しく読みたいと思います。

【太陽と月のブレンド】
・魚座の月、魚座の太陽

12サインの内、山羊座が物質的世界の頂点と考えられ、水瓶座と魚座はおまけと考えられます。でも12サインで循環するには、そのおまけこそが重要なのです。

水瓶座が人類規模での世界観であるとすると、魚座は宇宙規模での世界観です。魚座の世界に境界はありません。12サインの最後のサインとして、すべてを包み込む力があります。

心理占星術では、月は心理的に求めている欲求、太陽はその欲求を充足させるためのエネルギーとして捉えます。

ミケランジェロの場合、理想を認識し、形のないものを扱いたい欲求(魚座の月)があります。その欲求を、感じることで一体化していくエネルギー(魚座の太陽)で満たしていく、この発揮の仕方が理想です。
更に魚座の火星から、理想や目に見えないものに取り組むときにやる気スイッチが入る人です。

ミケランジェロは、自分が感じて理解したキリスト教の教義(物質としてつかむことができず、目に見えないもの)を彫刻や絵画の作品として世の中に生み出していきました。

魚座の感じる力や何かと一体になる力は、人からどう見られるか等、意識できる範囲よりもっと深く遠くにある、壮大な力です。

魚座はどこまでも続くような海とも縁が深いですが、心理学者のカール・グスタフ・ユングが提唱した集合的無意識は魚座と結びついていると言われます。だからこそミケランジェロの作品は多くの人の心に響くのだと思います。

ーつづくー

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