ニック・ブイチチ(Nick Vujicic)という方をご存じでしょうか。
彼は、生まれつき四肢を持たずに生まれましたが、非常に強い精神力を持ち、現在はキリスト教の伝道師・モチベーションスピーカーとして活躍しています。
1982年12月4日 オーストラリア メルボルン出身

彼は生まれつき四肢を持たないことを理由に学校でいじめを受け、幼少期~10代にかけて非常に辛い時期を過ごしました。深刻な鬱にも苦しみ、10歳の時には自殺未遂を経験しています。
彼はどのようにして深い絶望や閉塞感から抜け出したのでしょうか。
いくつかのターニングポイントがあったと語っています。
このホロスコープでは、東半球の偏り、特に射手座と12ハウスが強調されています。
射手座のステリアムは、哲学、宗教、教育といった分野と縁が深いです。また、12ハウスのステリアムは、目に見えない世界・精神世界の強調、抑圧、隠れた力などを示している可能性があります。
さらに、蠍座の木星は、強い信仰心や、時に極端といえるほどの強い信念に繋がりやすいと言われています。
射手座で天王星が太陽にコンジャンクションしていることは、体験から生み出された独自の価値観や自己表現が、そのまま個性として発揮されていく可能性を示唆します。
人生の転機について、彼が10歳、バスタブで自殺を試みたとき、彼の家族を傷つけることに気づいたと語っています。両親は、彼の身体的な特徴に関係なく、無条件に愛してくれていたこともあり、自分は不幸だと思い続けることは、自分で自分の首を絞めていることを体感し、心境が変化していったと語っています。
この時期、ソーラーアーク 太陽=ASC、ソーラーアーク ASC=木星、トランジット天王星オポジション月、トランジット海王星オポジション月、トランジット土星オポジションMCを形成しています。ASC、木星の絡むソーラーアークは、希望や新しい自分への生まれ変わりを象徴し、天王星、海王星、土星からのトランジットは、劇的変化を表しています。
このホロスコープで唯一、西半球に位置する天体は、8ハウスの蟹座の月です。
このように、ひとつぽつんとある天体は、そのホロスコープ全体を動かす鍵となることが少なくありません。特に東半球に大きな偏りがあり、自己防衛的な可能性が強まりやすく、エネルギーが一極集中しているホロスコープでは、反対側にある月が、ステリアムに蓄積されたエネルギーを外へと解放する牽引役となります。
8ハウス支配星で8ハウス内、蟹座に位置するこの月は、深い感情や信念を他者と共有し、表現していくこと、また「心の居場所」や家族的な繋がりを築くことによって、12ハウスに集中したエネルギーの開放へと繋がっていきます。
現在、彼は4人の子どもに恵まれ、多くの人々に希望を与える存在として活躍しています。

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